最近のランドセル売り場はカラフルで華やかで、見るだけで親までテンション上がってしまいますよね!
特に我が家は女の子なので、2年前のランドセル選びの際、色や形の多さに本当に迷ってしまいました。
小学校入学は親子共に一大イベントです。不安や緊張の中、通学していく子どもたちが、少しでも楽しい気持ちで通学できるよう、また6年間後悔しないランドセルを手に入れられるように、今のうちから最近のランドセル事情を学んでおきましょう。
最近のランドセル事情
ランドセルの材質の種類
ランドセルの材質は主に三種類あります。それぞれの特徴を知っておくと選択しやすくなります。
人工皮革(じんこうひかく)
よく耳にするクラリーノ(クラレ社製品)といわれる物です。
本革の構造を模して、特殊な合成繊維を立体的に組み合わせ不織布をベースに、ポリウレタン樹脂で加工しています。
軽くて、水に強く、三種類の中で一番安いものです。ですが他の2種類の革のように使うごとに深みはでません。例年、8割の人が選んでいる人気の材質です。
人工的に作ることができる革製品なので、品質は均一で個体差はありません。
ランドセル以外に、靴・手袋・衣料・インテリアの用途にも使用されています。
牛革
字の通り、牛の皮を使っています。
人工皮革よりキズなどに強く、高級感があります。使うごとに深みがでてきます。
ですが、金額も人工皮革より金額が高くなります。重さも人工皮革より重くて、水に弱く、普段からお手入れしなければいけません。
コードバン
馬のおしりの部分の皮のことです。革靴やサイフなどにも使用されています。
特徴として、牛革よりもさらに高級感があり、キズに強いです。
また使うごとに革製品独特の深みが出てきます。
クラリーノなどの人工の革製品は二層構造でできているものが多く、使っているうちに表皮(一層目)である銀面が歪んできます。そして、床(二層目)とに隙間が生まれ、「浮き」と呼ばれる現象が発生します。
これに対してコードバンは単層構造なのでこのような浮きが起こらず、比較的長く使うことができます。
ですが一頭から取れる量がとても少ない稀少品で、三種類の中で価格が最も高いです。重さも牛革と同じく重くて、水に弱く、お手入れ必須です。
素材のまとめ
おおまかに言うと、高級感を求めるのであれば牛革やコードバン、お手入れが要らなくて買いやすい方が良いなら人工皮革、といった所です。
私はズボラでしたし、人工皮革(クラリーノ)を購入しましたが、後悔していませんよ。かえって良かったです。「水に弱い」って意外と大変です。クラリーノだとゲリラ豪雨に打たれても簡単に拭くだけなので楽チンです。
ランドセルの色
ランドセルを使う子供にとって、色が一番こだわる所かと思います。
男の子は黒、青、茶、緑が人気です。女の子は赤、ピンク、ブラウン、水色、紫あたりが人気です。
ランドセルメーカーのセイバン社調べによると、今年の新1年生の人気のカラーは男の子がダントツで黒、女の子はピンクがでした。
ちなみにビックリですが、金色や銀色(シルバー)も存在していました。本当にランドセルカラーは多様化しているんですね。
メタリック系ランドセルの例
出典元:萬勇鞄(メタリック系)
また最近はコンビカラーというものもあります。
ランドセル全体と、かぶせ部分のフチの部分やサイドの色を変え、2色にするパターンです。男の子だと黒と赤・黒と青、女の子は赤と茶色・ピンクと水色などなど様々です。個人的な意見ですが、1色より少し個性を出しつつ、オシャレな印象を受けます。
コンビカラーの例
出典元:フィットちゃんランドセル
他には、糸の色をランドセルの色と違う色にしたり、ランドセルのサイドに花や剣などの刺繍が入っているものもとても人気です。
ランドセルの形
定番のタテ型もかぶせ部分に変化が出ています。一般的な全かぶせと半かぶせタイプの2種類があります。あとはヨコ型もあります。
A4フラットファイル対応かどうか?
今、学校のお知らせプリントはA4が多いそうです。私の子供の学校もそうです。学校によって違いがありますが、A4フラットファイル対応が無難ではないでしょうか。
A4フラットファイル非対応のランドセルの場合、別途手さげカバンなどを利用する必要があります。
A4クリアファイル対応に注意
A4フラットファイル対応と似た説明で、A4クリアファイル対応というランドセルも販売されています。
フラットファイル対応のランドセルより、一回り小さくなっているので注意が必要です。
それぞれのサイズ(横幅)
・A4クリアファイル:約22cm
・A4フラットファイル:約23cm
我が子に合うランドセルの条件とは?
入学当初の1年生はランドセルを背負うというよりは背負われている感が大きいお子さんが多いかと思います。
身長が低めだったりすると、やはり軽いランドセルが良いかと思います。
また通学時間が20~30分あるとちょっとした重さも低学年の子供達には大変です。
図書の本を借りたりしたら、一気に重くなります。ちなみにランドセルの一般的な重量は900~1600グラムです。ランドセル売り場で価格と重さが記載しているので、参考にすると良いですね。
購入予算はいくらなのか?
いくらあれこれ欲しいものを考えても、予算内で収めなければどうしようもないですね。
売れ筋は3万円台~4万円代です。最近は祖父母からお祝いとして買ってもらうパターンが多いので、その辺りも相談してみると良いかと思います。
買いたい店やネットショッピングで購入したいなら、その店舗からランドセルを選択するのもアリ。
この店で買うと商品券がもらえる、あのブランドのランドセルを買ってあげたい、という場合もあるかと思います。
私も商品券還元とポイントカード5倍につられて、店を決めてから、子供の希望の色や形などを聞いて、ランドセル売り場で決めました。
高級思考なら鞄工房のランドセルやオーダーメイドランドセルの選択肢も。
ランドセルメーカーはもちろん、百貨店でもオーダーメイドランドセルを取り扱っています。
中には限定モデルもあります。オーダーメイドは素材、色、その他のパーツを選ぶことができます。
子供と一緒に「自分だけのランドセル」を選ぶ楽しみはありますが、費用は5万以上はかかります。他にも本格的な物が作れる工房系のランドセルも最近人気が出てきています。
まとめ
色々とランドセルを選ぶ際のポイントを挙げていきましたが、どの点にこだわるのかを明確にすることが大事です。どうしても譲れない点・場合によっては譲れる点といくつか選択してみましょう。
あと、最近はネットで注文する人が増えてきているのですが、やはり実際に売り場にいって、ランドセルを背負ってみるのが良いのではないかと思います。
背負ってみて、肩ベルトの位置や隙間が無いかをチェックすることは、背負いやすいランドセルを探すことに繋がります。
また子供が使うものですから、欲しいものを買ってあげるのが一番かもしれませんが、ランドセルは6年間使い続けます。親がずっと使えるデザインや色なのか、冷静に考え、子供と話してみましょう。
親子で一緒に決めたランドセル、ずっと大切に使ってもらえると嬉しいですね。
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