目次
写経の効果、やり方
基礎的な文法の習得
まずはこれですね。チュートリアルで検索すると掲示板やTODOリストがよく出てきますが、それらを実装するために必要な基礎的な文法が身につきます。
エラー解決(トラブルシューティング)
ネットや書籍で出回っているチュートリアルでは割と記述ミスがあります。写経していてもそのままでは動かないなんてこともあります。エラーメッセージを見ながら解決すると力がつきます。
またチュートリアルとバージョンが違う場合、文法が変わっていて動かないということもあります。これもエラ〜メッセージを見ながら解決していけば力がつきます。
考えて理解しながらやらないと意味はない
何も考えずに写しているだけでも効果がないこともないですが、考えてやらないと効果は激減します。
「このコードはこう変えたらどうなるか?」など考えて実際に書いてみるのがおすすめ。できればコード1行1行を人に説明できるようにするとベスト。
調べてもわからないことはとりあえず保留して進みます。周辺知識が入ってくると理解が進むこともありますし。ただし理解できないことが増えてきたらもっと優しいコードの写経に戻るなり教えてくれる人を探したりするということを考えた方が良いです。
教えてくれる人はネットサービス(メンタとか)で探したり、リアルの勉強会に参加して探してみたりなど。あとはスクールに行くのもてっとり早いですね。お金を払う分気兼ねなく聞けますし。
同じコードを完全に暗記するまでは写経しない
受験や資格勉強のように完全に暗記するまで写経する必要はありません。実際の開発現場ではネットや書籍で調べながら作業することができます。同じコードの写経は2〜3回もすれば十分でしょう。写経する時は理解することを意識して、細かいところは後から検索できるようにしておけば十分です。
ただし勉強している時は全部覚えるぞ!っていう気持ちでやった方がいいですけどね。覚えている方が調べながら作業するより絶対に速いですし。
目安としては2〜3回写経したら新しいコードを読んで写経する方が良いです。
写経に便利なツール
比較ツール
写経したものの、動かないという場合はまずエラ〜メッセージを見ます。それでわからない場合は目視でコードを比較しても良いですが、効率が悪いので比較ツールを使いましょう。
テキスト比較ツール
difffはインストール不要でオンライン上で使えるテキスト比較ツール。WindowsもMacも使えます。見やすくお手軽なのでおすすめ。
Winmergeはインストールして使うテキスト比較ツール。Windowsのみです。Windowsを使っているIT現場だとかなりの頻度で使用されているので慣れておくのが良いでしょう。
エディタ(IDE)
どれでも良いですが好きなものをインストールして使いましょう。
言語の補完機能を使う為のプラグインのインストールは忘れずに。まだインストールしていない人は「言語名(フレームワーク名) エディタ名 プラグイン おすすめ」などで検索しましょう。
Laravelに関しては以下のページで紹介しています。どれでも良いですが、Visual Studio CodeかPhp stormがおすすめ。
エメット
エメットはHTMLやCSSを省略記法で完結に記述できるツールです。慣れると記述スピードがかなり上がるので覚えておきましょう。
例: div*3
展開後: <div></div> <div></div> <div></div>
Visual Studio CodeやPhp stormでは標準で対応済み。エディタによってはプラグインをインストールすることで対応できます。
参考リンク(外部サイト)
写経のネタ
Laravel(PHP)は以下のページでまとめているので参考にしてください。
コードを書いたらGitへアップロード
コードを書いて動くようになったら都度都度Gitへアップロードしておきましょう。
Gitはアップロードの状況(頻度)を見ることができます。採用担当者はこういうところも意外に見ていて、継続的にコードを書いている人は好意的に見てくれます。就職活動を考えている人はこういうところも意識しておきたいですね。
一歩進んだ写経
写経してコードが動くようになったらもう一度コードを見返して一行一行説明できるようにしておくとなおグッド。声に出して説明するのが良いですが、声を出せない場所なら頭の中で説明するとより理解が深まります。
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