目次
カーシェアリングの始まり
カーシェアリングとは1948年ごろスイスのチューリッヒで取り組みが始まりました。
初めのカーシェアリングは複数の人間で1台の車を所有し、交互に利用するというものでした。個人で所有するのに比べて、費用面で断然安くなり、手軽に車を所有することができます。これによって経済的な理由により車を持つことがしんどかった人でも車を持つことができるようになりました。
カーシェアリングのデメリット
このようなメリットがある反面、デメリットももちろんあります。複数の人間で所有するので、他の人が車を使っている間は自分が使うことはできません。あらかじめ自分が使うと予約しておく必要があります。
現在のカーシェアリング
最近ではカーシェアリングサービスを行う会社が、複数台の車をそのサービスの利用者で利用するというものになっています。また各地域に車が用意されているので、旅行先や買い物先で車が使いたくなった時に使うことができます。
利用時間や走行距離に応じた金額を支払うことによりこのようなサービスを受けることができます。
主要カーシェアリングサービス
- タイムズカープラス(全国)
- オリックスカーシェア(全国)
- カレコ(関東圏)
タイムズがシェアで最大手です。次いでオリックスカーシェア。カレコは首都圏のみで地方には車は保有していません(2017年現在)。
現在、カーシェアリングのサービス提供会社は全国で30社を超えています。そのうち約半数以上が2009年頃から最近までに新規参入した事業者です。
カーシェア会社の選び方
カーシェアリングのサービスがどんどん拡がっているのは便利になってとても嬉しいことです。
でも,それだけカーシェアリングの会社があると、どの会社を選んでいいのかと迷ってしまうもの。そこでカーシェアリング会社を選ぶための3つのポイントをご紹介します。
ポイント1:自宅から500m以内にステーションのあるカーシェアリング会社を選ぶ!
カーシェアリング会社を選ぶときの一番のポイントです。いざ車に乗ろうと思っても近くにステーションがないとどうしても車に乗ることに億劫になりがちです。
仮にマイカーを買って、駐車場を借りようとした時、できるだけ近い駐車場を借りると思います。
自分が気軽に乗りにいける距離にステーションがある会社を選びましょう。自宅から500m以内、近ければ近いほど良いと思います。
ポイント2:自分の利用スタイルに合った料金プランを選ぶ!
自分がどれくらい車を利用するかをまずは考えて見ましょう。1ヶ月単位で1~2回くらい、3~4回、それ以上という3パターンくらいに分けてみると良いでしょう。
1~2回くらいであれば一番安いプランが良いですし、3~4回くらいであればスタンダードなプラン、それ以上であればスタンダードや選択できるならもっと上位のプランが良いでしょう。
ただまだわからないという方やまずは試してみないことには決められないという方もいると思います。そんな時は最初は一番安いプランにしておいて、後から調整していくのが良いです。プラン変更は1ヶ月単位でできるので、迷ったら最安値プランから始めましょう。
ポイント3:キャンペーンを上手く活用する!
現在入会キャンペーンを行っているカーシェアリング会社が多くあります。キャンペーンの中身としては,一定期間の基本料金を無料にするといったものや、入会時の各種手数料が無料になるといったものなど各社様々なキャンペーンを展開しています。以下ページでキャンペーン情報を紹介しているので参考にしてください。
カーシェアリングがおすすめ理由
私は今までマイカーを所有し、税金・保険・車両代・駐車場代を支払い、車を維持していましたが、この度カーシェアリングに乗り換えました。カーシェアリングが昨今話題になっていますが、なぜカーシェアリングが話題になっているのでしょうか。その理由を実際にカーシェアに乗り換えた私が考えてみました。
カーシェアリングの3つのメリット
圧倒的なコストパフォーマンス
先ほども申しました通り今までは車を維持するために税金・保険・車両代・駐車場代を支払ってきました。これをカーシェアリングに変えると全てがなくなります。もちろん利用代金は発生しますが、月額費用と利用した分だけで、固定費用がぐんと下がりました。
私の場合、都内23区住まいでしたので、駐車場代だけで月3万円ほど、保険で月1万円ほど、車のローンも考えると月で約7~8万円は最低必要でした。
ですが、カーシェアリングに変えると月額が数千円ほどです。これに利用した分を払うだけなので固定費が圧倒的に安くなりました。
レンタカーと比較しても料金はほとんど変わらないのに、ガソリン代をカーシェアリング会社が出してくれるので、ガソリン代金分だけ安いです。
短時間でも気軽に利用ができる
これはマイカーを持っている人は当然ですね。もしレンタカーの場合だとそうもいかなかったりします。
数時間単位からのところが多く、気軽に利用するには少し敷居が高いと感じました。
カーシェアなら15分単位で使えるところがほとんどで、短時間の外出でも使いやすくできています。
365日24時間利用することができる
会員登録するとIDが発行され、そのIDで予約を取ったらすぐ利用することができます。
借りる場所も指定する必要もなく、旅行などに行って車を使いたくなったら近くの車を使うという使い方も可能です。清算も毎月の引き落としなので手間もなく、利便性も高いです。
カーシェアリングサービスのデメリット・問題点
現在感じているデメリット・問題点は以下のようなものがあります。
サービスが使える場所が限られている
現状カーシェアリングサービスは地域密着型のものが多く、その地域のみで使えるものが多くなっています。
近場で買い物などに使ったり、マイカー代わりに使うのには不便を感じることはないでしょうが、この場合旅行などに行った場合、別にレンタカーなどを借りる必要があります。マイカーを所有しているのと一緒と言えばそれまでですが、これではカーシェアリングのメリットを活かしきれていません。
この点に関してはタイムズカープラスやオリックスカーシェアリングなどの全国展開しているサービスを使うことで解消されます。
全国展開しているサービスであれば旅行先や出張先でレンタカーサービスを別に使う必要がなく、カーシェアリングサービス一つでまかなうことができます。
カーシェアリングを今から考えていて、選んでいるところであれば、全国展開しているオリックスやタイムズをオススメします。
カーシェアリングとレンタカーの比較
車を所有せず、使いたいときだけ使うサービスはレンタカーですでにありますが、カーシェアリングとの違いは何なのでしょうか。それを考えてみたいと思います。
カーシェアリング | レンタカー | |
---|---|---|
会員登録 | 要 | 不要 |
貸出場所 | 各ステーション(駐車場)で無人貸出 | 各営業所で有人貸出 |
利用料金 | 月会費と利用時間・距離で計算 | 時間・日・週・月単位でレンタル料金を設定 |
ガソリン代 | 不要 | 実費負担 |
税金・保険料 | 不要 | 不要 |
レンタカーとの違い
会員制
レンタカーは会員登録は不要ですが、使いたい時に営業所に行って申込書を書く必要があります。 カーシェアリングははじめに1度だけ会員登録が必要です。会員登録をすると会員カードが渡され、その会員カードを利用してインターネット上で使いたいときに予約してすぐ使うことができます。
貸出場所
先ほど書きましたがレンタカーは営業所に行って申込書を都度書きます。カーシェアリングはパソコンや携帯電話から予約して、その後に最寄りのカーステーションへ行き借ります。
最小の利用時間
レンタカーは最低6時間からの利用が一般的です。カーシェアリングでは15分~の短時間利用が可能です。
ガソリン代
レンタカーはガソリンがなくなったら利用者の負担で、ガソリンを補給する必要があります。また一般的に返却時にはガソリンを満タンにして返す必要があります。カーシェアリングは返却時に給油の必要はありません。給油する場合にも車に搭載されているガソリン支払用のカードで支払いができます。
税金・保険料
これはどちらも不要です。
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