格安simカードのメリット・デメリット10選

スマホ片手に街歩き

月額料金が安くなると話題の格安simカードですがメリット・デメリットは何があるかをまとめていきます。メリットは多くの人が知っていると思うのでまずデメリットから紹介します。

格安simカードのデメリット

  1. ショップでのサポートは基本的になし
  2. 3日間の通信量制限が厳しい
  3. 通話料金が高い(通話定額がない)
  4. SMSがオプション
  5. クレジットカード払いが必須
  6. 端末代が高い
  7. スマホ本体が古い(旧機種並の性能)
  8. メールアドレスがもらえない場合がある

格安simカードの代表的なデメリットを並べてみました。以下で一つ一つ見ていきましょう。

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ショップでのサポートは基本的になし

従来のスマホ(携帯電話)キャリアは主要都市にはショップが設置されていて、わからないことがあったり、プランの変更・説明がほしい場合は直接ショップに来店して相談することができました。

このショップサポートが格安simカードでは基本的にはありません。

楽天モバイルなど一部の格安simカードメーカーではごくわずかですが、店舗を設置していますが、基本的にはショップはありません。

楽天モバイルも銀座、渋谷(楽天カフェ)、二子玉川(楽天カフェ)、名古屋栄、大阪心斎橋、神戸三宮(兵庫)のみ設置で、主要都市以外は店舗はありません※2016年3月現在。

何かあった場合、聞きたい場合はネット上からメールでのサポートor電話サポートになります。

3日間の通信制限が厳しい

従来の携帯キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル)では3日間の通信上限が3GB~無制限(月間上限量はプランにより異なる)でしたが、格安simカードではこれがやや厳しくなります。

格安simカード会社によりますが、3日間で366MB程度がよくみる数字です。

366MBと言われてもピンと来ないと思うので具体的な数字を以下で紹介します。

項目 数字
メール送受信 97万通
ホームページ閲覧 2645ページ
動画視聴 103分
音楽ダウンロード 93曲

※メール、ホームページ、画質、音質などにより異なるので参考数値。

これくらいが目安になってきます。ゲーム(ソシャゲー、オンラインゲーム)などをやる場合は366MBを超える場合もあるので注意。

通話料金が高い

一般的に格安simカードでの通話は通話料金が高いといわれています。

実は10円/30秒で従来のキャリアの通話料金と変わりません。最近では通話し放題プランが出ているのでそれと比較すると高くなります。通話をメインでする場合は従来のスマホキャリア1台持ち、もしくは格安simカードのスマホと2台持ちも良いです。

2台持ちする場合はドコモなどのキャリアはパケット定額をはずして通話プランのみ契約、格安simカードはデータ専用プラン(ネットのみ利用)とわけるのが良いでしょう。

SMSがオプション

SMS(ショートメッセージサービス)がオプションです。おおよそ150円/月です。

これを見てSMSって何?という場合は飛ばしてもらって大丈夫です。

SMSとはEメールアドレスを知らなくても電話番号のみで簡単なメールができるサービスです。ネットサービスの本人確認(認証)でも使われています。

以前はLINEがSMSがないと認証ができませんでしたが、最近は別の選択肢も用意されました。必須のサービスではありませんが、月額150円程度なのでできれば付けておいた方が無難です。

音声通話プランにはSMS機能は標準で装備されています。

クレジットカード払いがほぼ必須

格安simカードはクレジットカード払いが必須です。主要格安simカードメーカーはクレジットカード払い指定にしています。

クレジットカードを持っていない場合は新しく作る必要があります。クレジット払いが嫌いな人でも持っていないと格安simカードを利用できないので、格安simを利用する場合は作りましょう。

楽天カードは年会費無料なので、はじめてクレジットカードを作るのならこれが良いでしょう。

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スマホ端末代が高い

以前はスマホ端末代が高かったのですが、格安simが流行してきてからだいぶ変わりました。

ASUSのZenfoneなど比較的安価でも性能が高く、コストパフォーマンスに優れた機種も増えてきました。

また2016年2月から携帯キャリアの0円販売禁止という背景もあり、携帯キャリアと比較しても値ごろ感が出ました。それによってキャリアの携帯電話の販売台数は冷え込んだ一方で格安simカード(simフリー端末)はより一層人気がが上がっています。

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯電話3社が「実質0円」端末の販売をやめた2月、スマートフォン販売台数は予想通り激減したことが9日、分かった。年度末商戦の3月に入ってもこの傾向は変わらず、政府主導で始まった携帯電話販売の見直し策が販売不振を招いた格好だ。(一部抜粋)

参考ニュース:「実質0円」廃止でスマホ販売激減 iPhone苦戦、SIMフリーは絶好調

スマホ本体が古い、旧性能

これはよく言われていましたが、2016年現在ではキャリアのスマホと変わらなくなってきました。先ほども紹介したZenfoneや他社メーカー品の中堅以上の端末は軒並みハイスペックになってきています。
おおよそ3万円~4万円くらいの機種を選ぶのがコスパが良いです。

メールアドレスがもらえないことがある

○○@docomo.ne.jpなどのキャリアメールアドレスがもらえない場合があります。

ただしandroidではGメールアカウントの取得が必須であったり、LINEなどのSNSツールが普及してきているので最近ではあまり問題ではないと思います。

現状ではそこまで重要視する必要はないと思います。

格安simカードのメリット

  1. 月額料金が圧倒的に安い
  2. 最低利用期間が比較的短い

月額料金が圧倒的に安い

格安simカードの最大のメリットはこれに尽きます。

従来のキャリアの場合、6000円~7000円程度が通常の月額料金ですが、格安simカードの場合、月額料金が1000円~3000円程度。

プラン(月間最大通信量)により異なりますが、1000円前後の月額料金からスマホを持てるので気軽に持つことができます。通信量が少なめのプランでは500円前後のものもあります。

スマホ(携帯電話)は一度持ち始めると大体の人はずっと持ち続けることになると思うのでこの月額料金差は無視できないところです。

通信費用が高いと思ったことがある人は乗り換えを検討するのも良いでしょう。

最低利用期間が短い

従来のキャリアだと最低利用期間が2年間(2年間縛り)でしたが、格安simカードの場合はそれが短くなっています。プランにより異なりますが、代表的な最低利用期間は以下の通りです。

最低利用期間の比較

音声通話プラン データ専用プラン 参考:従来のキャリア
最低利用期間 6か月~12か月間(1年) なし 2年間
違約金 5000円~1万円 9500円

音声通話プランとはその名の通り、通話(発信、受信)ができるプランで、データ専用プランはネット利用のみできるプランです※。

LINEなどのアプリでの通話はデータ専用プランでも利用可能。

最低利用期間なしのデータ専用プランはもちろん、音声通話プランも従来のキャリアよりも最低利用期間が短くなっており、使いやすくなっています。

また従来のキャリアの場合だと、2年間契約が終了すると再度2年間契約が自動更新される仕組みになっており、違約金(解約金)なしで解約することができるのは2年ごとに1カ月しかありません。

例)25ヶ月目(更新月)は違約金なしで解約可能、次回は49ヶ月目、73ヶ月目…(24カ月おき)。

格安simカードの場合、所定の利用期間を過ぎた後はいつ解約しても違約金が発生しないようになっているので解約する時も違約金が発生して悔しい思いをするということもありません。

例)楽天モバイル:音声通話プラン(最低利用期間12ヶ月間)、13ヶ月目以降は違約金なしで解約可能

まとめ:デメリットもあるがメリットは大きい

いかがだったでしょうか。かなり長くなりましたが、格安simカードのメリット、デメリットはわかっていただけたかと思います。

デメリットはありますが、私はそこまで大きくないと思います。3日間の通信量上限などは実際使う前までは大丈夫か?と思っていましたが、使ってみると意外に大丈夫でした。

使い方によるところもあるので万人におすすめというのはしませんが、月額料金が高いと思ったことがある人は検討の価値はあります。

各社から格安simカードは出ていますが、どこの格安simカードにしても従来のキャリアと比較するとほぼ安くなります。

迷ったら大手のものを利用する良いでしょう。

私は複数社使いましたが、楽天モバイルがコストパフォーマンスが高くて良いなと感じました。月額料金は他社とほぼ変わらずで少しだけ月額通信量が多い、また楽天市場での買い物にポイントが少し上乗せされるなど。

格安simカードが気になっている方は楽天モバイルを見てみても良いでしょう。

楽天モバイル

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