親子で防犯対策してますか?子供にオススメの安全対策グッズとは?

10月に入り、2学期も折り返し地点といった所ですね。今年度、新一年生として入学したお子さんや親御さんは新生活に慣れてきて、少しばかり気が緩んでしまったりしていませんか?(笑)きっと新一年生に限った事ではないですね。実際、私も緩んでしまっています・・・反省です。

気の緩みは学校生活も問題になりますが、防犯に対する警戒が薄くなってしまう事にもつながります。子供が犯罪に巻き込まれたニュースを耳にして慌てるのではなく、普段から防犯対策を行っておくことは親の務めではないでしょうか。

今回は防犯に役立つ、子供に持たせたい安全対策グッズをご紹介していきます。

小学生が被害者になりやすい罪種や場所、時間帯は?統計から見えてくること

子供が被害者となる割合の高い罪種は?

平成25年の少し古い統計ですが、刑法犯被害件数に占める子供の割合は19.1%でした。(子供の防犯対策/防犯泥棒大百科より)

略取・誘拐(84.9%)
強制わいせつ(51.6%)
公然わいせつ(46.5%)
強姦(39.5%)
恐喝(38.6%)

どこで被害にあっているのか?

警察庁統計資料より参照。

1駐車場(駐輪場も含まれる)
2道路
3共同住宅(アパートやマンション、エレベーターなども犯罪が多い)

時間帯は?

やはり下校時間など、お友達と別れた後1人になった際に狙われる事例が多いようです。また下校後にお友達同士で遊ぶ約束をした際も注意が必要です。それに意外と気をつけなければならないのが朝の登校時間です。少し遅れて自宅を出ると、登校する子供の数が一気に少なくなり、見守りの一貫で横断歩道の旗降りをしている大人も居なくなるので、犯罪者に狙われる危険性があります。出来る限り、近くに住んでいる子供同士、一緒に登下校する事がベストですね。

ここまで様々な統計を見てきましたが、連れ去りといわれる略取や誘拐が8割を占めており、下校時の駐車場や路上で被害にあってしまう事がかなり多いようです。車に連れ込まれてしまうと、更なる被害にあう可能性もかなり高くなってしまいます。

とにかく「連れ去られないこと」が重要です。

もしもの時に役立つオススメのグッズ

その1「防犯ブザー」

最近では入学時に防犯ブザーを配布している所も多く、ほとんどの児童が持っているであろう防犯グッズです。

購入の際には子供が使える、生活防水や耐久性に優れている、85デシベル以上、一目で防犯ブザーと分かるもの、この4点を確認することをオススメします。子供が緊急時にすぐ使えることはもちろん、雨などにも強くなければ何の役にも立ちません。それと、なぜ一目で防犯ブザーと分かるものが良いかというと、犯罪者は出来るだけ周りに気付かれず、子供を連れ去りたいと思っています。ターゲットとする子供が防犯ブザーを持っていると分かると、諦める可能性が十分あります。

あと、購入後は1ヶ月に1度は防犯ブザーが使用出来るかを確認しておきましょう。使用していなくても、電池は減ってしまいます。もし面倒ならば、ホイッスルタイプにするのも良いですが、口を塞がれて連れ込まれるケースもあるので、個人的には電池式の方が良いのではと感じます。

その2「GPS付き携帯」

大手携帯電話会社のキッズケータイはGPS機能はもちろん、防犯ブザーがついておりヒモを引っ張ると位置情報のメールが登録先へ送信されるサービスとなってます。3社共に機能に大きな違いはありません。メールや通話は保護者が認めた相手だけに限ることができ、インターネットを全く閲覧出来ないようにする事も可能です。もしケータイで物足りないならば、スマホでありながらも利用できるアプリが厳しく制限する事が出来る機種もあるので、年齢によって使い分けると良いかと思います。

キッズケータイの場合、必要最低限の機能であれば料金もかなり低額で済みます。店舗によって機種無料や割引のキャンペーンも行っている場合もあるので、その際に契約するのも良いかもしれません。
それと、最近ここ数年出たばかりの時計タイプのキッズケータイも人気な様です。時計なので無くしたりする事がなく、安心といった声も大きいようです。

その3「GPS(携帯以外)」

「携帯を持たすのはちょっと気が引ける」「ネットトラブルが心配」と思われる親御さんも多いです。そういった方は携帯以外を選択してみるのはいかがですか?

セコムが提供している「ココセコム」は位置情報、現場急行サービス(別料金)があり、月額900円からです。ただし加入時に5000円かかります。

ALSOKが提供している「まもるっく」も位置情報、、現場急行サービス(別料金)があり、さらに通話やメールも出来ます。月額1,100円からです。

株式会社ユビキたスが販売している「どこ・イルカmini」も人気です。5分ごとに位置が分かる移動追跡検索、位置検索、また警報ブザーが鳴動するとともに親元に緊急通報を行ってくれます。月額1,490円の定額となっています。

大まかな月額料金を挙げましたが、その他に充電器などの購入が必要になる場合がほとんどなので、ご注意ください。

犯罪に巻き込まれるのを事前に回避しよう

「お名前かくれんぼ」って名札をご存じですか?

最近は名札を登下校に外すよう、学校から指導されている地域も多いようです。実際に連れ去り目的で「○○ちゃんだよね?お母さんに頼まれて迎えに来た、車に乗ってくれる?」など、名札の名前を事前に確認して声をかけます。子供は名前を知っているので、犯罪者と親が知り合いであると思ってしまいます。最近は声かけの内容がかなり悪質で「お母さんが倒れたから病院に行こう!」と、声を掛ける例も報告されています。こういった声かけを防止する為に、名前を確認出来なくさせようと学校側も指導しているのですが、外すのを忘れたり、名札を無くしてしまったりするお子さんが多いのが実状のようです。

そんな中、愛知県の自動車関連部品メーカーの女性従業員の方々が考案した「お名前かくれんぼ」という名札がネットの口コミで人気になっています。近くでは見えるけど遠くからは見えにくい、という特徴があります。自動車部品加工の技術を活かし、光の反射の仕組みを利用した商品、スゴいですね!小学生用は300円から、一般用は500円からとなっています。一般用は入れる文字や形など選択出来るので、幼稚園や保育園のグッズにも使えますよ。学校では名札が規定のものでなければならない場合もありますので、購入を考えている方は事前に学校に問い合わせてみてください。

まとめ

防犯グッズも進化していて、何千、何万円もする高価な商品も多く販売されています。こういった安全対策グッズを持っておくことはもちろんですが、普段から防犯グッズを使う場面を想定したり、使い方を復習しておきましょう。

また「こういった場面に遭遇したらどうする?」と、お子さんに質問して、最善の答えを一緒に考えてみるのも、きっと役立つはずです。通学時やお友達と遊ぶ時の約束事も一緒に見直しし、常日頃から万全の対策をとっておくようにしましょう。

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